His puja and pray(3)
(1)(2)で、ごく大雑把にですが、ヒンドゥーについて書いてきました。
大雑把というより、ごく初歩的なことがらですが、シャームジがシヴァ派であること、そして、「ekam sat(神は一つ)」という思想に固く立脚していることはおわかりいただけたと思います。
シャームジの口癖は「ハレラーマ」ですが、プージャはシヴァ神の象徴であるシヴァリンガムへなされます。プージャはアビシェーカムというシヴァリンガムへ牛乳や、ギーという無塩バター、ガンガージャル(ガンジス河の水)などを捧げる儀式ののち、聖草トゥラシー、マリーゴルドの花輪などで美しくリンガムを飾っていきます。
この神像へ水などを振りかける、または神像を沐浴させることを、仏教では「灌頂」といいます。
このアビシェーカムはシャームジを含む6名の僧侶で構成され、神聖な午前中の時間帯にスタートし、6,7時間を要します。この間、僧侶達は休憩もとらず、チャイ(濃厚なミルクティ)も口にしません。
画像は2018年9月、バラナシ/ ケダルガートの寺院にて。
シャームジの額の3本の白線は、シヴァ派のしるしです。
アビシェーカムが終わると、ホーマで締めくくりとなります。密教系仏教でいうところの護摩炊きです。
火の神アグニに敬意を払うため、メインの僧侶は赤を身につけます。
この飾りつけでもおわかりになると思いますが、ホーマの準備にも数時間を要します。
が、アビシェーカム+ホーマは1日で終わります。
プージャを依頼されたかたのジョーティッシュ(ヴェーダ占星術=ジョーティシャともいいます)の結果によっては、悪い星の勢いを鎮める、弱っている星の本来の輝きを取り戻すなどのため、ジャパを行います。
この場合はジャパに1日かかるので、2日がかりのプージャとなります。
*ジャパとは:カトリックの司祭はロザリオをまさぐりながら、アベマリアなど祈祷を唱えますが、ヒンドゥーも同じです。ただし、ロザリオではなく、ルドラクシャというインド菩提樹の実からなる数珠を使い、何十万回とマントラを唱えます。
これは6名の僧侶がいるからこそ1日で終わるもので、アビシェーカムと同様、6,7時間を要します。
画像はジャパを行っている僧侶達。2019年1月、シャームジ撮影。
中央の赤い袋に手を入れて、ジャパを行っているのはやはりネパール人で、シャームジの兄貴分インドラジです。
シャームジのプージャには次のような3つの特徴があります。
1)ジョーティッシュにより、依頼されたかたの出生図を作成。それを参考に、どのようなプージャが最適かを決める
2)ご祈願ごとを項目別にせず、お一人様いくつでも祈願を受け付ける。依頼されたかたを全身全霊で受けとめ、いってみれば丸ごと引き受ける
3)ご希望のかたへ、Skype、メッセンジャービデオでプージャをライブ配信する
画像も、できる限り、その日のうちに送る
*メールのみのかたへも画像は添付いたします。
*ジャパの映像は動きがないため、配信しておりませんが、開始時刻、終了時刻は出来る限り、お伝えします。
*シャームジ1人で行うお祈りはケダルガートの自室にて、就寝前にギ―ランプを灯して行う。もしくは毎夕のガンガー・アラティプージャ時に行われます。
どちらになるかは、その日の環境次第のようです。
*こうしたお祈りの場合も、できる限り、画像をお送りしております。ご依頼者によっては何か波動のようなものを感じるそうです。
⁂ なお、いずれの儀式も、シャームジがネパールへ帰省している間は行われません。ネパールにもヒンドゥー寺院はあまたありますが、信頼できる僧侶を集められないためです。
ガンガーアラティの画像は2019年2月のもので、最新の画像です。
⁂ プージャ、お祈りの代金、振り込み方法につきましては今月中にお知らせできるよう努力いたします。
祈りという目には見えないものを扱う性質上、慎重にならざるをえないことを、なにとぞご了承ください。
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この画像はホーマ。
2019年1月、シャームジ撮影
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