pitri puja
先週、日本からの依頼に応えて、先祖供養のピトリプージャが執り行われました。
本来、ピトリプージャはローカルパンダと呼ばれる僧侶が、亡くなった人の数だけビンダダン団子を作り、Gangaへ捧げます。
ローカルパンダというのはガンジス川河畔の傘の下に座し、
沐浴後にマントラを唱えてくれる僧侶達です。
ローカルというだけあって、各地に、この様な僧侶がいます。
ところが、これは直系の子孫のみができることであり、
私達の依頼者は諸般の事情で、インドまで来ることができない。
このかたは約一年前にお父様をなくしておられ、その供養も兼ねてというご希望でした。
シャームジがさまざまな文献にあたったところ、アビシェーカムによる供養はできる。
が、肉親がなくなられて、一年が過ぎなければ、いかなる儀式もしてはならない、と判明。
日本の仏教の前倒しで供養をするのとは、まったく異なります。
そこでヴェーダの教えを守り、お供えもたっぷりのピトリプージャが行われ、
プージャ後はさる寺院にて、依頼者のご先祖の名の下、ランチを提供することができました。
五代さかのぼっての先祖供養とのこと。今から五百年前というと、戦国時代でしょうか。
ご先祖も、さぞかしお喜びのことでしょう。
あらためて、先祖を喜ばせること、満足してもらうことの大切さを学んだ日となりました。
0コメント