His story(8)
# シャームジの素顔を伝える記事も、終わりに近づきました(また随時、更新するかもしれませんが)
⁂ 2018年5月~8月の再来日では、紙媒体もほしくなり、講座内容など紹介する小冊子を発行。
以下、その小冊子掲載の彼の言葉、ならびに講座で語られた内容です。
「僕のこの身体は30年前にはなかった。30年後には焼かれて、灰になっているかもしれない。このように初めと終わりになく、中間だけにあるものは真実ではない。
では、何が真実かというと、それは内なる神、アートマだ。
誰の内にも宿るアートマ。
だから、誰のことも決して傷つけてはなんらない。想いでも言葉でも、行動でも」
「この世に生まれてきた時、人は誰もみな、命の輝きに満ちている。
でも、社会に出て、いろいろあって、その輝きを失っていく。
修行を積んだヨーギン(ヨーガ行者)は、赤子と同じような命の輝きを維持している。
だから、僕はヨーガの道から離れられないんだ」
「あなたが『彼』を信じないならば、どうやって『彼』はあなたに、解脱へと至るドアの鍵を渡せる?
僕だって3つのグナ、5つのインドリアからできている人間だから、
時には怒る時もあるさ。でも、怒りは長くは続かない」
「ピンク、赤、青、黄色……。いろんな色の風船がある。でも、ピンで刺してごらん。中身はなんだ? そう、空気だ。その空気こそが、すべての人に内在している内なる神、アートマなんだ。
外見に惑わされてはいけない。多様性の向こうに、一体性を見るように心がげてほしい。それが真の意味で成熟した文化なんだ」
「樹木はなんの見返りも求めずに、我々に木陰を、
牛も無償で乳を提供してくれる。我々も、木や牛のようであらなければ」
⁂ 3つのグナとは:
古代インドの医術アーユルヴェーダの脈診による属性のこと。
ヴァ―タ(風)、ピッタ(熱)、カファ(鈍性)に分けられる。例えば、ヴァ―タ、ピッタと判定された人は、機転が利く半面、落ちつきがなく、熱しやすく冷めやすい。
ピッタ、カファと判定された人は集中力はあるが、何かで落ちこむと怠惰になるーーなどなど。
⁂ 5つのインドリアとは:
目、耳、鼻、肌、くちびるの感覚器官をいう。
これらは、アーユルヴェーダでいうところの5大元素(空、風、火、水、地)とも関連している。
#画像1)ポカラにて、ヒマラヤをバックに。「大自然は神の衣」
2)2018/ June 東京ヨーガスタジオにて。プラーナプラティシュタという神像、宝石、ヤントラ(護符)などのへの入魂儀式
3)バラナシでのガンガー・アラティプージャにおける一枚
4)配布した小冊子
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