His story--Shyamjiってどんな人(9)
# ブラーミンの生きる道:
これまで、ブラーミン(僧侶階級)について書いてきましたが、僧侶であっても、この物質世界に生きている限り、最低限の収入を得なければなりません。
僧侶として、日々の糧を得る方法として:
1)有名な寺院付きの僧侶となる
例えば、バラナシの黄金寺院(Golden temple)には、白いシャツの胸にIDカードを留めた僧侶がおり、訪れる観光客・巡礼を案内し、拝礼のしかたなどを教えます。これはおそらく政府、またはバラナシのあるウッタラプラデーシュ州からのサラリーを得ていると思われます。
2)指名されて、各家をまわり、結婚式・葬式・先祖供養などのお祈りをする
3)故郷に帰り、小さな寺院、もしくは祠を建て、その堂守りとなり、村人の喜捨を受ける
ざっと上記のような道がありますが、シャームジは「どれも僕には充分じゃない」と。
# 2013年、弱冠25歳でヨーガの普及のため、ヨーロッパへ(正確にはバルト三国のリトアニア)へ赴き、なおかつ日本もよく知っているシャームジにとって、バラナシまたはネパールに限定された生きかたは、もはや狭苦しいのかもしれません。
筆者としましては、シャームジには日本のみならず、広く世界に羽ばたいてほしい。シャームジ、シャームジと彼を慕う日本人の皆様も、同じ気持ちです。
#画像1)バラナシのメインガートにあるシータマンディール(シータ寺院)にて。
この小さな、赤い布はガンジスの女神さまに捧げるサリーです
2)母なるガンジスに昇る朝日
3)洗濯物はこのように! 昼間の強烈な日差しで、あっというまに乾きます
4)日の暮れる頃に始まるガンガー・アラティプージャ(めずらしくオールバックのシャームジ)
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