His story(10)
# シャームジは料理が上手!
シャームジの大きな手が優雅に動いて、おいしい料理を作ります!
概して、ネパール人の男性は料理が上手です(特にブラーミン=僧侶階級)
その理由は?
1)外食すると、料理人がどんな人か、わからない。もしも料理人がネガティブな考え・フィーリングを抱いている場合、その負のエネルギーが食べ物にまじってしまう
2)ネパールの首都カトマンドゥは部屋代が高く、ルームメートを見つけてワリカンにすることが多い(インド・バラナシも然り)
毎日外食では、とても生活が成り立たないし、野菜類も新鮮ではなく、サットヴァ(浄性)とはいえない。よって、基本自炊
3)ヒンドゥー文化圏では、女性は生理中の3日間は料理をしてはいけない決まり。これはある意味で、女性の重労働を軽くする古代からの知恵である
なにしろ、洗濯は足踏み+手洗いだし、家族全員の衣類を洗うのはヨメの仕事
かてて加えて、舅姑の世話、食事の支度
かてて加えて、朝一番に冷水のシャワーを浴び、プージャをするのもお嫁さん(または母親・長女)の仕事なのです
生理の一番ひどい3日間、家事からも儀式からも解放され、女性達は堂々と安むことができ、テレビを観たり、ゲームを楽しんだりできるわけです
画像(1)~(3)
ロッティを作るシャームジ。ロッティは、インドではチャパティという
さっとガスの火であぶると、ぷくーっと膨らみ、ふうっとぺしゃんこになり、
おいしいロッティとなります
そして、できあがり!
画像(4)兄嫁(バウジュー)のイサと。
「イサは兄嫁じゃない。本当の姉のように思っているんだよ、僕は」とシャームジ。
「私は夫のビシュヌをそれは愛しているの。シャームのことも、とてもとても愛しているのよ」とイサ。
次回来日時には、「シャームジのお料理教室」なんてどうでしょう?
シャームジはいいます。
「こうして5本の指を使うことが大事なんだ。5本の指は、五大元素に対応しているからね。火、水、空、土、風の五大元素とつながりながら、食べ物を作る。これ、とても大事なことだよ。電子レンジは確かに便利だけど、チンだけじゃダメ! いいね、わかったね」
はい~。わかりました……
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